個人部門の応募校数が過去最多の226校に 「第18回IIBC高校生英語エッセイコンテスト」最優秀賞はかえつ有明高等学校の林 亜怜さん

TOEIC Programを日本で実施・運営する一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC、所在地:東京都中野区中野、理事長:藤沢 裕厚)が、「第18回IIBC高校生英語エッセイコンテスト」の受賞作品を発表しました。今年度は個人部門の応募校数が過去最多となりました。最優秀賞には、かえつ有明高等学校(東京都)の林 亜怜(はやし あれん)さんが選ばれています。

テーマは「つながる心、広がる世界」
今回のテーマは「つながる心、広がる世界~コミュニケーションを通じた響きあい~」です。価値観や背景が異なる相手とも理解し合い、コミュニケーションによって世界が広がっていくことの大切さを伝える内容になっています。募集は2026年7月1日に始まりました。
応募は、個人部門が226校から418作品、団体部門が68校から3,582作品でした。審査の結果、社会とのつながりや、異文化理解を通じて視野が広がっていく様子を表現した11作品が選ばれました。表彰式は2026年11月23日(月・祝)13時30分から、赤坂インターシティAIRで開かれます。

個人部門の受賞者と作品
個人部門の受賞者は11名で、このうち2名は複数の賞を受賞しています。
最優秀賞・優秀賞・優良賞
最優秀賞は、嘉悦学園かえつ有明高等学校1年の林 亜怜さんの『Who is disabled?』です。林さんは、暗闇の部屋に入った体験を通じて、障害に対する自分自身の見方がどう変わったのかを綴ったと紹介しています。
優秀賞は、神奈川県立多摩高等学校3年の朝津 友詠(あさつ ゆうた)さんの「Beyond Words: Connecting Through Uncertainty」です。ワシントンD.C.で言語の壁を感じた経験と、会話のできない祖父との病院での面会をもとに、コミュニケーションとは何かを考えた作品です。朝津さんは、言葉だけでは相手の理解を確かめられなくても、不確かさを抱えながら互いに歩み寄ろうとすることにコミュニケーションの本質があるのではないか、と述べています。
優良賞は、三田国際科学学園中学校・高等学校2年の西 啓太(にし けいた)さんの「More Than a Label」です。いとことの経験から、言葉だけでは伝えきれない思いもあると知ったといいます。多くの人が身近な小さな優しさに気づくきっかけになればという思いで書いたと紹介しています。
特別賞・日米協会会長賞・アルムナイ特別賞
- 特別賞:阿波 凛花(あわ りんか)さん(鎌倉女学院中学校高等学校 2年/神奈川県)「What we say without words」
- 特別賞:小田島 誠慈(おだしま せいじ)さん(筑波大学附属坂戸高等学校 3年/埼玉県)「Heart-to-Heart Connections」
- 特別賞:姜 希奈(かん ふぃな)さん(神戸朝鮮高級学校 3年/兵庫県)「Annyeonghaseyo」
- 特別賞:鈴木 杏奈(すずき あんな)さん(日本女子大学附属高等学校 3年/神奈川県)「You Can’t Play Catch Alone!」
- 特別賞:沼田 陽香(ぬまた はるか)さん(専修学校クラーク高等学院(梅田キャンパス) 2年/大阪府)「Finding My Voice」
- 特別賞:路 雅迪(ろ がてき)さん(茗溪学園中学校高等学校 5年/茨城県)「Meaningless Communication Can Be Meaningful」
- 日米協会会長賞:朝津 友詠さん(神奈川県立多摩高等学校 3年/神奈川県)「Beyond Words: Connecting Through Uncertainty」
- 日米協会会長賞:小田島 誠慈さん(筑波大学附属坂戸高等学校 3年/埼玉県)「Heart-to-Heart Connections」
- 日米協会会長賞:加瀬 瑠音(かせ るのん)さん(江戸川学園取手高等学校 1年/茨城県)「Fashionable Language」
- アルムナイ特別賞:BUYANJARGAL BILGUUNSUVD(ぶやんじゃるがる びるぐーんそゔぁど)さん(明徳義塾中学・高等学校 1年/高知県)「Breaking the Cage of Fixed Family Roles through Communication」
日米協会会長賞は、一般社団法人日米協会の会長が、国際理解や国際交流の観点から優れた作品を選ぶ賞です。アルムナイ特別賞は、過去の受賞者(アルムナイ)が審査員となり、独自の観点で作品を選びます。団体部門では、1校から20名(20作品)以上の応募があった学校に奨励賞が贈られ、奨励賞一覧には全68団体が並んでいます。
審査員長が挙げた今年の傾向
審査員長を務めたIIBC理事長の藤沢 裕厚氏は、最終審査に残った作品の傾向として、障がいのある方との交流を取り上げたもの、海外にルーツのある方々によるもの、海外滞在で大きな気づきを得た高校生によるものが多く見られたと述べています。また、コミュニケーションにおいて「沈黙」は心を通じ合わせる妨げにはならず、むしろ役に立つという意見も複数あったといいます。そのうえで、「心と心がつながる時の響きあい」を自身のユニークな経験を通じて明快に表現した作品が選ばれたと講評しています。
個人部門の審査員は、松本 茂氏(東京国際大学 特命教授、立教大学 名誉教授)、馬越 恵美子氏(桜美林大学 名誉教授、異文化経営学会 会長)、ロッシェル・カップ氏(ジャパン・インターカルチュラル・コンサルティング 社長)、杉浦 康之氏(公益財団法人 東洋文庫 専務理事、ハーバード大学アジアセンター 国際諮問委員)、そして審査員長の藤沢 裕厚氏です。各受賞者のエッセイ本文とコメント、ほかの審査員のコメントは、IIBCの結果発表ページに掲載されています。












